「どうして私は 魔物の力を持って
生まれてきてしまったんだろう」
- 概要
オルティス辺境の貧しい村に暮らす、真っ赤な髪が特徴の女の子。
明るく元気で人懐こい性格。
男たちに絡まれてところを、城下町の見回りをしていたレスティアに助けられ、彼女と親しくなる。
家畜の世話をし、彼らから取れる乳、毛を使って作った生活用品や衣服を売り、生活している。
しかし、魔物の活動が活発になってきており、家畜が襲われ頭数が減り、生活は苦しくなる一方らしい。
凶悪な魔物の魔力を持ち、母親、周囲の人間から忌むべき存在として見放されている。
彼女はそのことを、誰にも話すことはなかった。 - プロフィール
身長:154cm
体重:41kg
年齢:20代前半
誕生日:5月3日
血液型:AB型
利き手:右
好きな食べ物:いちごジャムトースト、りんご
苦手な食べ物:なし
好きなこと:手芸、力仕事、動物のお世話、動物と遊ぶこと
苦手なこと:営業
一人称:私(わたし) - 容貌
目に入れるとたちまちに目が覚めるような真っ赤な色に、彼女の性格を表すように真っすぐで、ゆるやかにカーブする髪をしている。
ボブカットであり、サイドの髪は長いが、後ろの髪は肩には届かない長さである。
目はパッチリと丸く大きく、瞳もまん丸で、その色は鮮やかな緑色をしている。
眉毛は太くはっきりとしており、表情豊かな彼女の愛らしい顔の変化をさらに引き立てるものとなっている。
よく口を大きく開けて笑っているが、その際には歯がとても目立つ。
うさぎの耳のような、茶色のカチューシャを付けている。
これはベアトリーチェの手作りである。 - 人柄
明るく元気で、誰とでも気さくに接する快活な少女。
他人に心を開くことが苦手なレスティアにも積極的に話しかけ、二人は親友となる。
表情も感情表現も豊かではあるものの、ネガティブな姿は他人に見せたくないと考えている。
また、それを隠すことに長けており、これが彼女の運命を狂わせる要員を後押しすることとなってしまった。 - 好きな食べ物
普段は野生の木いちごを摘み、それで作ったジャムを食べていることが多い。
もちろんそれも美味しいらしいのだが、城下町へ出稼ぎに行き、ほんの少しだけ収入が多かった際に、自分へのちょっとしたご褒美として、いちごジャムを購入する。
貧しい暮らしのため、多量の食事を摂ることは許されていないが、自分で購入したいちごジャムだけは、トーストに山盛りになるくらいにかけて食べる。
りんごも好物だが、中々手に入れることができず、運よく買えた際には、新鮮な状態でそのまままるかじりし、思う存分味わうらしい。 - 好きなこと
手芸が好きで、動物から取れた毛や、近くの森で取れた木の実などを使い、可愛らしいアクセサリー小物を作る。
生活用品を作る傍ら、趣味で作った小物たちも売りに出しているが、ほとんど売れない模様。
魔物の魔力の影響で、細腕に見えるが力が強く、力仕事が得意。
りんごを握り潰しジュースを作ることもできる。
動物好きで、動物の世話であれば何でも好き。
暇があれば毛をといてやったり、身体に異常がないか、たくさん触り、声をかけてあげている。 - 苦手なこと
城下町へ出稼ぎに行くが、仕事における営業が苦手。
ベアトリーチェ自身は、初めは得意だと思っていたらしいが、あまりに売れ行きが悪いので、苦手だと自覚するようになったらしい。
明るい話し声と愛らしい容貌で、営業活動に苦労なんてしないように見えるが、現実は甘くないようである。 - 魔法、道具について
魔物の魔力の影響で、生まれつき力が強い。
といっても、重い箱などを運んだり動かしたりできる程度で、常人から大きく外れない程度にとどまっている。
正しく修練を積めば、魔法使いとして有用なものになるであろう。
ベアトリーチェは手芸用はさみをいつも持っている。
これは彼女の魔力が込められた、とても切れ味の良い、魔法の赤いはさみである。
手芸が好きで、暇なときに何かを作っていたいから、手芸が好きな自分のアイデンティティとなるから、という理由で、彼女はこのはさみを肌身離さず持っている。
加えて、鋭い刃を持つこのはさみは護身道具としても有用であるため、安全のためにも常備しているとのこと。 - 人間関係
- レスティア
大事な友達。
出会ってすぐに打ち解け、会うたびに楽しく会話を交わしている。
一方で、ベアトリーチェは、レスティアの魔力を綺麗だと憧れ、どこか遠い存在に感じているらしい。
- エルド
レスティア同様、大事な友達。
明るい性格の若者同士、とても気が合うようである。
しかし彼に対しては、魔力をほとんど持たないことを羨ましく思ってもいる。 - イルミナージュ
なぜか貧しいベアトリーチェに目をかけてくれる王女。
ベアトリーチェにとっては、きらきらした眩しい憧れの対象であったため、喜んで彼女に付き従い、魔法の修練を積むことになったのだが……。